常夏の国・インドネシアでの暮らしって実際どうなの?

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初めて降り立った空港で頬をなでる温かい風。甘いトロピカルフルーツの香り。すれ違う人みんなが自然にくれる笑顔――。

私はこの瞬間、「あぁ、ここでの毎日はきっと特別になる」と直感しました。

この記事では、日本の四季とはまるで違う気候の中で「寒くないのが嬉しい!」と毎日感じながら、フレッシュで安いフルーツを頬張り、ニコニコ優しいインドネシアの人たちに支えられて過ごす私のリアルな体験をお届けします。

これからインドネシアに飛び込むあなたの背中をそっと押すガイドになれば幸いです。


 一年中“上着いらず”の心地よさ

日本を出発したのは、肌寒い春先。ジャカルタの空港に到着した瞬間、もわっと包み込まれるような熱気が全身をゆるくほぐしてくれました。

平均気温はおよそ27〜30℃。朝晩の寒暖差も小さく、「今日の服装どうしよう?」と悩むことがぐっと減ります。

雨季はスコールがあるものの、降っても短時間。外に出ればすぐ太陽が顔を出すので洗濯物もよく乾きます。

日本の冬の凍える寒さに比べると、家を出る前にコートや手袋を探す手間も不要。シンプルなTシャツ一枚で過ごせる気軽さは、想像以上のストレスフリーでした。

さらにエアコン完備のカフェやモールが多く、「暑さがツラい」と感じたらすぐ涼しい室内に避難できるのも嬉しいポイント。

四季の変化を恋しく思う瞬間もありますが、乾いた風に吹かれて屋外ワークを楽しむ午後の心地よさは、一度味わうとやみつきになります。

“安うま”フルーツ天国で毎日がビタミンチャージ

インドネシア生活でまず驚くのは、市場に並ぶフルーツのバリエーションと価格。日本では高級品のマンゴスチンやランブータンが、1kgたった数百円。マンゴーは完熟したものを選んでも、一玉100円程度で手に入ります。

私のお気に入りは、濃厚な甘さとねっとり食感が魅力の「ハニー・マンゴー」。贅沢にミキサーでシェイクにしたり、ココナッツミルクと合わせてデザートにしたり…。

買い物途中に屋台で頼むカットフルーツは、冷えた状態で渡されるので暑さ対策にもぴったりです。

ビタミンやミネラルが不足しがちな海外生活ですが、手軽に新鮮フルーツを摂れるおかげで肌の調子も良好。しかも買い置きしても財布が痛まない。スーパーで高価な苺パックを手に取るたびためらっていた日本時代と比べると、ここでは“果物のある暮らし”が日常です。

ニコニコ優しいローカルの温かさ

言葉が完璧でなくても、インドネシアの人々はとにかくフレンドリー。

コンビニでレジ待ちをしていると隣の人が「どこから来たの?」と話しかけてくれるのは日常茶飯事です。

私が初めてローカルバスに乗ったとき、料金システムがわからず戸惑っていると、後ろにいたおばあちゃんが笑顔で手招きし、運賃の払い方をジェスチャーで教えてくれました。降車時には「Hati-hati ya(気をつけてね)」と優しい一言。

また、英語とインドネシア語を学習中の私が片言で「Terima kasih(ありがとう)」と伝えると、「Bagus! 発音いいね」と褒めてくれるなど、コミュニケーションのハードルが一気に下がります。こうした小さなやり取りが日々の安心感に直結し、孤独を感じる暇さえありません。

はじめての住まい探しと生活インフラ

ジャカルタやバリの主要エリアでは、外国人向けのアパートメントが豊富。家具付き物件ならスーツケース一つで入居可能です。ただし、家賃はエリアによって大きく変わるので、自分のライフスタイルに合った場所をじっくり選ぶのがコツ。

インターネット回線は日本と遜色ない速度。SIMカードは空港で簡単に購入でき、データ容量も大容量で低価格。オンライン会議や動画視聴もストレスなくこなせます。

水道水は飲用に適さないため、ガロンボトルを配達してもらうのが一般的。配送料込みでも1本数百円と経済的です。初めは「注文方法が難しそう」と感じましたが、配達員さんがニコニコしながら空ボトルを回収してくれるので、すぐに慣れました。

屋台メシからモールグルメまで楽しみ放題

インドネシアといえばナシゴレンやサテが有名ですが、実際は地方ごとに多彩なローカル飯が存在します。屋台で食べるアヤムゴレン(フライドチキン定食)は、揚げたて鶏肉+ご飯+野菜スープで約150円。

一方、ショッピングモールのレストラン街に足を運べば、日系チェーンや韓国料理、ベジタリアングルメまで勢揃い。物価が安い分、外食の選択肢が広がり、「今日は何を食べよう?」と迷う時間さえ楽しいのです。

ただし辛さレベルだけは要注意。現地標準の“中辛”でも日本の激辛クラスに感じることもあるので、初めは「少しだけ辛くしてください(Pedas sedikit saja)」とオーダーするのがおすすめです。

📚 語学学習で感じた壁と突破口

英語は観光地や若者中心に広く通じますが、ローカル市場や役所ではインドネシア語が必須。最初は単語帳片手に悪戦苦闘しましたが、笑顔+挨拶だけで驚くほど会話が弾むのがこの国の良さ。

私が実践したのは「朝の屋台でコーヒーを買うとき必ず2フレーズ覚えて試す」作戦。すると一週間ほどで簡単な注文や値段交渉がスムーズに。アプリ学習とリアル会話を組み合わせることで、教科書では学べない“生きた表現”がどんどん身につきます。もちろん間違えても大丈夫。「気にしないで!」とニコニコ受け入れてくれるからこそ、臆せずチャレンジできるのです。

休日の過ごし方:バリだけじゃない多彩な魅力

休みが取れたら飛行機や長距離バスでプチ旅行へ。透明度の高いビーチを満喫できるロンボク島、古都ジョグジャカルタで味わう歴史とアート、コモド諸島で出会う世界最大のトカゲ――。それぞれの土地で“寒くない”“フルーツがおいしい”“人が優しい”という三拍子が共通しているのは驚きです。

特に離島部では、夜空いっぱいに広がる星を眺めながら地元の人と語り合う時間が最高の癒やし。日本では感じにくかった“ゆるやかな時間の流れ”が、ここでは当たり前に存在しています。

まとめ:インドネシア生活が教えてくれたこと

インドネシアでの最初の数カ月は、「寒くないのが嬉しい!」と毎朝感動し、「安くて甘いフルーツ最高!」と毎日頬張り、「ニコニコ優しい人たちのおかげで頑張れる!」と何度も救われてきました。

もちろん言葉の壁や手続きの煩雑さなど、苦労もゼロではありません。しかしそれ以上に、笑顔と好奇心があれば乗り越えられるハードルばかり。

気候・食・人――この3つの魅力は、あなたの“海外生活”のイメージをきっとポジティブに塗り替えてくれるはずです。

もしこの記事を読んで少しでもワクワクしたなら、次はぜひあなた自身がインドネシアの温かい風を体感しに来てくださいね。Selamat jalan! 良い旅を。

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